国際的な“お・も・て・な・し”の力を問う「みんなの外国語検定」をご紹介!

こんにちは。埼玉県ふじみ野市で活動している、こどもえいごクラブJacarandaです。
講師のASKA先生が、今話題の「みんなの外国語検定」を受験しました。
一体、どんな検定試験なの?詳しくレポートします!

「みんなの外国語検定」って何?

「みんなの外国語検定」って、聞いたことありますか?

ASKA先生
ASKA先生

なんだか、親しみやすいポップなネーミングですよね!

でも、履歴書の資格欄にも書ける、立派な検定試験なんですよ。

協会のホームページには、こんな説明があります。

みんなの外国語検定は、『外国人が何を話しているか?』『話しかけられた時に返す最適な言葉は何か?』を判断する、外国人とどれだけコミュニケーションができるかを測る為のコミュニケーション検定です。

一般財団法人みんなの外国語検定協会 https://www.minnanogaikokugo.or.jp

なるほど、語学検定の中でも「コミュニケーション力」により重きを置いている検定というわけですね。

観光立国を目指す日本政府は、2018年に3000万人ほどだった訪日旅行者数を、2030年までに6000万人に増やすことを目標に掲げています。

目標達成のために、従来の観光地・観光分野だけでなく、アニメやファッションなど、新しい分野でも、日本の魅力を盛んにアピールしています。

そして、インバウンド政策のかなめとなるのが、そうです、

お・も・て・な・し

訪日観光客が増える中、受け入れる人々のホスピタリティ精神も高めていくことが求められているのです。「みんなの外国語検定」は、日本の「おもてなし力」向上を推進する検定試験と言えそうです。

ちなみに、小売、飲食、ホテル、エアラインなど、接客業に関わる方には、同じ協会で運営されている「インバウンド接客外国語検定」があり、接客に特化したコミュニケーション力を評価することができますよ。こちらは英語と中国語の受験を選択できます。

どんな試験内容?レベルは?検定料は?

試験はオンラインで、動画を観ながら行うリスニング形式のみです。英語での質問を聞き、適切な回答文を選択肢の中から選びます。

自分のパソコンやスマートフォンを利用して、自宅や好きな場所で受験できます。しかも、1ヶ月ほど設けられた受験期間中、いつでも好きなタイミングで良いのです。

わざわざ予定を合わせて試験会場まで足を運ぶ必要がないので、とても気軽ですね!お仕事が忙しい方や子育て中の方にも、ありがたい受験スタイルです。

設問数は40問、回答時間は30分です。時間に限りがあるので、テンポ良く進めていかなければなりませんが、気になる問題にはマークを付けておくことができ、何度でも戻ってやり直しができます。

検定級は「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」の3グレード。詳しいレベルは協会のホームページで確認ができますが、ゴールドで英検2級くらいの方が対象です。

ブロンズの試験では、問題の選択肢が日本語になっていて、英語学習をはじめたばかりの方や、英語が苦手という方でもチャレンジできます。

つまり、受験資格は、外国人とコミュニケーションしたい気持ち誰にでも開かれた検定試験なのです。

検定料は、全グレード共通で、3,300円(税込)です。一般的な外国語の検定試験に比べて、お財布に優しい価格なのもありがたく、チャレンジしやすいポイントです。

ASKA先生
ASKA先生

さっそく、子どもたちが学校・幼稚園に行っている間に、ゴールドを受験してみました!

どんな資格が得られるの?Ask me Badgeとは?

みんなの外国語検定ゴールドの試験を受けました!

晴れて合格すると、履歴書に書ける正式な資格になります。

「みんなの外国語検定 英語 ゴールド 合格」または、“ MINNANO GAIKOKUGO KENTEI Gold-level ” と記載することができます。

また、合格者には、合格者認定証として “Ask me Badge”が進呈されます。

各グレードの色と4色の丸が組み合わされたデザインで “ASK ME” と記されたピンバッジです。協会ホームページによれば、4色の丸は「ダイバーシティ性」や「ヒトとヒトとのふれあい」を表しているそうです。

ASKA先生
ASKA先生

やったー!私のもとにも届きました!幸せの四葉のクローバーみたいで可愛い!

ASK MEバッジGold

このバッジを身につけることで「困ったことがあったら聞いてね!」という外国人訪問客へのメッセージになり、ホスピタリティ精神を「見える化」することができます。

…ただ、このバッジのことを知っている外国人がどれくらいいるのか、個人的には気になるところです。せっかく取得したバッジですから、外国人向け観光案内に合わせて、積極的に紹介してもらいたいですね。

他の英語資格(英検、TOEIC、TOEFLなど)との違いは?

英語の能力を測る試験は、いくつもありますが、みんなの外国語検定は、他の英語資格と比べて、どのような特徴があるのでしょうか。

想定されているシチュエーションが、海外ではなく国内

英検やTOEIC、TOEFLを受験する場合、海外での仕事や留学に活かしたいと考えている方も多いと思います。一方、みんなの外国語検定は、来日した外国人との会話を想定しているため、資格が活かされる場所は日本国内です。今や、国内でも世界の人々に出会うグローバルな時代。海外に行く予定がなくても、英語を学ぶ意義は十分にあるということですね。

読み書きではなく、会話(特に聞くこと)に特化している

語学力には主に、Reading(読む)Writing(書く)Speaking(話す)Listening(聞く) の4つの技能があります。英検ではそれらの能力を総合的に測りますが、みんなの外国語検定ではコミュニケーション力を評価するため、Listening問題、しかも「会話文」しか出題されません。

実際、リアルなコミュニケーションの場面では、正しい単語や文法で話せなくても会話は成立します。相手が何を知りたいのかさえわかれば、表情やジェスチャー、指差しなど、あの手この手を使って教えてあげられるわけです。そこで、ブロンズでは聞き取りのみが英語、答えの選択肢は日本語で出題されます。

英語が得意な人も、苦手な人も受験できる

みんなの外国語検定の最大の特徴と言えるのが、英語が得意な人はもちろん、苦手な人でも受験ができるということです。その理由は、つまりこういうことです。

もし自分だったら、海外で道に迷った時、どちらの人に助けてほしいと思いますか?

A:「日本語はペラペラに話せます。でも、観光客に道を教えるのは面倒くさい…。」

B:「日本語の勉強は始めたばかり。でも、何とかお手伝いするから聞いてください!」

きっとBさんに聞いた方が、楽しい旅の思い出が作れますよね。

国際交流に最も必要なことは、高い語学力ではなく、相手を思いやる気持ちなのです。

みんなの外国語検定は、いわゆる英語力ではなく、積極的にコミュニケーションしようという意欲、姿勢を評価しています。この検定を受け、認定バッジを得るということは、英語の得意・不得意に関わらず、世界の人々を歓迎する意思表示になるのです。


以上、みんなの外国語検定のレポートでした!興味のある方はぜひ挑戦してみてくださいね。
みんなの外国語検定ホームページ

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