
こんにちは。埼玉県ふじみ野市で活動している、こどもえいごクラブJacarandaです。
教室ではレッスンの最後に、子どもたちと手でワニを作ってお別れの挨拶をします。突然のワニさんの登場、これって一体何のこと?
See you later, alligator !「またね、ワニさん!」
日本にも「さよならあんころもち、またきなこ!」と言ってお別れするのがありますよね。それと同じように、” See you later, alligator! “は、幼稚園や小学校でお別れを言う時の、英語のお決まりフレーズ。
大人でも親しい間柄でふさけて言ったりしますよ。
別にあなたのことを「ワニさん」と呼んでいるわけではないんです。
Later と Alligator の語尾が【eɪtɜ:】で韻を踏んでいるのがおもしろい、単純な言葉あそびです。要は、
おやじギャグです。
「ふとんがふっとんだ」くらいのダジャレ。
え…、なんか寒い…?
ちなみに、寒いギャグのことを英語でも a dad joke と言います。直訳そのまま、パパのジョーク。お父さんがくだらない冗談を言うのは世界共通なのですね。笑
レッスンではさらに、Bye Bye Bye Bye, Butterfly!とダジャレを続けますよ!
子ども向けの歌にもなっていました。レッスンでやるような、可愛らしい手遊びがこちらの動画にも出てきます。
After a while, crocodile !「また今度、ワニさん!」
実は、”See you later, alligator” には、お決まりの返し文句があります。それが、
“After a while, crocodile!” 「また今度、ワニさん!」です。(”In a while, crocodile“と言う人もいます。)
これまた、while と crocodile の語尾が【ὰɪl】で韻を踏んでいるのですね。
しかも、ワニ返し!(笑)なかなか上手いです!
“See you later, alligator” と言われてこの返しが出来ると、気持ちが通じ合った感じがしてYeah!ってなります。
こちらの歌も見つけました!とても可愛いですね。
Alligator と Crocodile の違いは?
ダジャレは解説すると面白く無くなってしまいますが、Alligator と Crocodileの違いが気になる方もいらっしゃると思うので、少しご紹介します。

日本語では、どちらもワニと訳される動物です。なので、それほど大きな違いは無いように思いますが、顔の形に少し差があるようです。
口の先が広めで、丸みがある方がAlligatorと呼ばれるワニ。

たとえば、こちらのワニさん(左)は、alligatorと呼ぶのが良さそうです。
一方、口の先が尖って、鋭い歯が剥き出しになっているのがCrocodileと呼ばれるワニ。
たとえば、こちらのワニさん(右)は、Crocodileですね。
また、Crocodileは、足で身体を支えて、立ち上がって歩けるのですが、Alligatorはお腹を付けたまま匍匐前進のように進むのだそうです。Alligatorの方がぽっちゃりさんなのかな?
英語のダジャレをご紹介

韻を踏んだ言葉あそびは、他にもたくさんあります。誰もが知っている定番のものをいくつかご紹介します。
What’s your number, Cucumber?
「番号は何番?きゅうり番?」number と cucumber の語尾【mbə】が韻を踏んでいますね。
相手の電話番号を聞く時のダジャレです。憧れのあの人に、こんな風に電話番号を聞いてみたら…?笑って教えてくれるかも?!
Easy peasy lemon squeezy.
「とっても簡単、レモン絞り!」easy と peasy と squeezy の語尾【i:zi:】が韻を踏んでいますね。
問題やクイズが簡単に解けた時や、何かを頼まれた時に「お安いごよう!」と快く引き受ける時に使います。Peasyには特に意味はなく、音の繰り返し(以下でご紹介する重ね言葉)です。
Good night, sleep tight, don’t let the bedbugs bite!
「おやすみ、よく寝てね、トコジラミに噛まれないように!」night と tight と bite の語尾【άɪt】が韻を踏んでいますね。
意味も通るし、リズミカルだし、とても上手いフレーズです。
重ね言葉がたのしい!かわいい!
日本語には、音を重ねて表現する擬音語(オノマトペ)がたくさんあります。「ぽたぽた」「ビリビリ」「ぐんぐん」いくらでも挙げられますね。これほど多くの擬音語が使われるのは日本語に特有と言えます。
英語の擬音語の表現はそこまで多くはありませんが、音を重ねて強調する表現は、英語圏の人たちも大好きです。日本語で言えば「にっちもさっちも」「てんやわんや」「うんぬんかんぬん」などと同じようなイメージでしょうか。
教室で歌っている “Incy Wincy Spider” や “Hokey Pokey” はその代表的な例です(Incy Wincy Spiderは以下Youtubeご参照、Hokey Pokeyはこちらからどうぞ)。
Incy(幼児ことばで「小さな」)に続く Wincy の方には特に意味はなく、音の重なりを楽しんでいる表現です。“Hokey Pokey” にも特別な意味はなく、ちちんぷいぷい、ビビディバビディブー!くらいの掛け声です。こんな風に、深い意味は無いことが多いです。
他にも、「とぉっっっても!」と強調したい時、Super に Duper を重ねるのもよく聞きます。“That is super duper cute!” 「めちゃくちゃかわいい!」と言った具合です。
「いいよ!」「了解!」と軽く言う時は、“Okey Dokey” (オーキ・ドーキ)と言うことができます。ビジネスやシリアスな場面では使いづらいですが、知っていると、コミュニケーションが豊かになる英語表現ですよ。
おもしろフレーズを使ってみると、ちょっと愉快な気分なりますね!世界のお友だちとも仲良くなれちゃう、たのしい表現です。ぜひ覚えておいてね!
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